のどの違和感について
診療内容
のどの違和感について
のどの違和感でご不安を感じている方はとても多くいらっしゃいます。痛くて我慢できない訳ではなく、苦しくて日常生活に支障をきたす訳でもありませんが、何かと意識してしまう不快な症状かと思います。また、のどの奥は自分では見えないところですので、余計心配になってしまいます。
長い間のどに違和感があったり、痛みや不快感がある場合は、耳鼻咽喉科を受診してのどの奥までしっかり診てもらうことをお勧めします。
[のどの違和感]
-
のどがつかえたような感じ
-
のどの圧迫感
-
のどに何かできている感じ
-
のどがイガイガ、ザラザラする
-
のどがヒリヒリする
-
飲み込みにくい
など
のどの奥を見る電子スコープ検査
非常に細い電子スコープを使用して、鼻からのどの奥を観察します。
小児や鼻腔の狭い患者でも容易に挿入することができます。
ファイバースコープは痛みもなく、また鼻からの診察になりますので嘔吐反射(オエっという感覚)もなく安心して検査を受けていただけます。
撮影したのどの奥の画像は、色調を変えたり明るさを変えることができ、病変の発見や特定に効果を発揮します。
のどの違和感を起こす主な病気
のどの違和感を起こす病気はさまざまあります。
慢性咽喉頭炎、慢性扁桃炎、舌根扁桃肥大
のどや舌は、細菌・ウイルスなどの外敵の侵入を防ぐためのリンパ組織が大変豊富なところです。
そのため、扁桃などには細菌がつきやすく、炎症が続いてしまうことや腫れてしまうことがあります。
のど・食道の悪性腫瘍(がん)
固形物を飲み込むときに違和感を感じたり、声に変化がある方は電子スコープによる検査をおすすめします。
逆流性食道炎、咽喉頭酸逆流症
胃酸が食道やのどまで逆流してしまい、それによって食道やのどに炎症が起きてしまい、のどに違和感を感じたり、痰がひっかかっているような感覚になることがあります。
甲状腺の病気
橋本病や甲状腺腫瘍が原因でのどの違和感が起きることもあります。
甲状腺の病気は、触診と血液検査、CT検査で発見することができます。
咽喉頭異常感症
検査を十分にしてもはっきりした原因となる病気が見つからない場合に、咽喉頭異常感症という病名がつけられます。
ストレスなどの影響も考えられます。